16.12.05

神さまを祀ってみるプロジェクト序章



うちにはなぜか神棚のようなものがある。
単なる棚なのかもしれないが、微妙に神を祀るのに適した棚、と申し上げたほうがよかろう。
しかし、現在は箱が置かれているだけであり、その光景は殺伐たるものだ。
これでは、単なる棚にすぎない。
お前は、微妙に神を祀るのに適した棚を物置としてしか使えないのか、と嘲笑されても仕方がない。
さらに、この噂が広まって、やーい、神なき家に住んでるなんてダサーい、なんて近所のガキにバカにされたくない。
それに反応して「なにお、コンニャロ」なんて手を挙げてしまってはいけない。
「これでもくらえ」とばかりに、下半身を丸出し、なんてことをしてしまっては、もっといけない。
これは何とかしなければいけない。

神そのものを祀るのは、それなりに手続きが大変だ。
だから、それを表わす物質をそこに配置することにしよう。
でも、今日は眠いからもう寝よう。