テレヴィでJリーグ初だという再開試合を見る。中断された鹿島アントラーズ1—3川崎フロンターレというスコアのまま、74分からスタートする、たった16分間の贅沢極まりない試合だ。
何年か前のリーガ・エスパニョーラ、ベティス対レアル・マドリーの試合で後半が停電のために続行不可能になって、後日後半45分間だけ試合が行われたのを見たことがあるのだが、それはもう伝説になっていいほどすごいものだった。何せ45分しかないのだから、最初からフルパワーで走りまくり、攻めまくり、やたらに凝縮度の高いゲームだった。
こういうものをJリーグでやってけつかるとは。しかも、今回は16分しかない。凝縮度はハンパない。下位チームの応援者としては、優勝争いなど他界の出来事だけど、これは見ておかなければならぬだろう。試合内容的には、優勝は川崎、清水、広島あたりがいいとは思っているけれど。
いきなり最初のプレイで鹿島がフリーキックで一点返してしまう。おお。あとは一方的に鹿島が攻めるだけ。気付いたらロスタイムに突入。あっという間に終了。2—3のスコアで川崎が勝利。
うーん。どうも物足りない。いつもの試合を後半74分から見ただけのような。最初に一点返されて、守りに入るしかなかった川崎。ここは、やはり16分間限定でいつもに増したイケイケな攻めを見たかったものよのう。鹿島もロング・ボールで前線に合せるだけで、ひどく単調で退屈。16分というのは、逆に短かったのか。
ことごとくマイナーなネタで恐縮極まりないが、わが愛しの「蜂さんチーム」をこんなとこで発見。ジダン息子なんて一刺しじゃっ。